■ノザキフレッシュ日報-2002年4月18日(木)-

天候:曇/気温:13/水温:11.7/水色:澄み/風向:南

釣果
レインボートラウト
30cm〜64cm,0〜3尾
足柄上郡の相原光明さん、レインボートラウト64cm,3.4kg
ポイントは成蹊です。
イズミスペシャルのフライキャスティングで釣りました。


◆あかっぱら時化(じけ)
ウグイのことを箱根地方ではあかっぱらと呼んでいます。
春の終りの大きな低気圧のことを、箱根地方では「あかっぱら時化」と言っています。地元の漁師や私達のように自然相手に仕事している者にとっては天候にはかなり神経を使います。普通の台風ですと遥か日本の南方上に位置する時から大騒ぎしていますが、いざ台風がやって来ると騒ぎの割には肩透かし、といったことが多いのです。ところがあかっぱら時化(じけ呼ばれる春の大きな低気圧はたいした前触れも無く突然やって来て台風よりも大きな被害を被ることが多く、地元の人達には台風より恐れられています。
ちなみに地形的に風当たりの強い大涌谷や駒ヶ岳の山頂では風速が60メートルを超える事もしばしばで、地面に敷いてあるコンクリートの平板が剥がれて飛んだこともあるくらいです。
ちょうどこ時期、水の中ではウグイや鯉・鮒・ブラックバスなどの温水魚が産卵の為にスタンバイしています。この低気圧がもたらす風雨により勢いづいた湧水や川の流れに真っ先にウグイが産卵を始めます。以上のようなことからこの低気圧のことを「あかっぱらじけ」と呼ぶようになりました。
ちょうど4月16日・17日の大嵐がそれに当り、当店の直ぐ脇にある清水の沢湧水にもウグイの先発隊が産卵にやって来ました(写真左)。まだ型も小さく群れも少ないのでこれからが本番だとおもわれます。
昔は、あかっぱらの寄り(産卵)は4月と5月を繰り返すと言われ、産卵の早い年は4月の内に、遅い年は5月に入ってからと、農作物の裏なり・表なり・のように1年起きに繰り返すものだと聞いていましたが、近年の気候の変化のせいか今ではその年々でまちまちのようです。
今年に限りウグイの産卵の兆候が見え出したのは例年に比べ半月以上早くなっています。
・・・・この後、一足遅れて鮒・鯉・バスなどが産卵体制に入っていきます。文:野崎茂則

足柄上郡の相原光明さん。
レインボートラウト64cm,3.4kg


多摩市の高山欣也さん
レインボートラウト42.5cm,1kg
 
世田谷区の山尾裕一さん
レインボートラウト63cm,2.7kg
 


2002年4月18日登録データ  4月データ 3月データ
番号 日付 氏名 魚種 体長 体重 釣り方 使用ルアー・フライ ポイント 天候 水温 風向
114 2002.4.18 高山 欣也 R.T 42.5 1 F.C ウーリーバガー黒 百貫の鼻

 
115 2002.4.18 山崎 完哲 R.T 45 1.25 L.C ORA RS-85アユ皮 九頭龍
南東
116 2002.4.18 山尾 裕一 R.T 63. 2.7 Tro ツノ 山の神
南東
117 2002.4.18 相原 光明 R.T 64 3.4 F.C イズミスペシャル 成蹊